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とある作家さんがその場で大きなボードに絵を描くという場面に出くわしました。もう何十年も描いている方で、その日はファンの人達の目の前で描くというイベントだったようで。たくさんの人で混雑していましたが、私はちょうどよい位置に入ってしまい、作家さんの姿も腕の動きも筆先も見えるという場所で、次第に集中していく自分が居ました。絵が完成すると会場内は拍手で、ハッと気が付いて時計を見ると1時間が過ぎていてビックリしました。体感15分ほどなんですよね。
墨、筆、一本でやがて浮き上がるように現れる人物、そこに光を入れていく姿、絵の中に居る存在達の迫力、ものがたり。思い出すものがありました。描いているときの体感です。真っ白なボードに始まって、出来上がっていくその過程、形で描くのではなく波とか色で近寄っていくというような描き方をしていたあの時。
忘れていたんだ、ということに気が付かされたのです。尻尾つかんだ感触。さてさて。


2018.11.14 Wed l 自分との出会い l COM(0) TB(0) l top ▲